魂が覚えていた色 – 光が導く、魂の物語 –

今日はお客様のオーダーブレスレットのデザインをしたときのお話です。

お客様をリーディングした瞬間、
目の前に広がったのは――静かな宇宙の光景。
深い藍の空間に、銀色の星々が呼吸をするように瞬いていました。

そのイメージから導かれたのは、ラブラドライト。
青い光の揺らめきが、まるで“宇宙そのもの”のようで。
そこに、アメジストの叡智とローズクォーツのやさしさを重ねていきました。

ひと粒ひと粒が語りかけてくるように組み上がり、
出来上がったブレスレットは、
「宇宙の静けさと愛」を映したような光の輪。

しばらくして届いたお客様のメールには、
こんな一文が添えられていました。

ブレスレットのイメージが、学生の時に描いた絵とリンクしているような気がいたしました。

そして、その絵の写真もメールに添えられていました。

その絵を見た瞬間、胸の奥がふっと温かくなりました。
まるで魂が、ずっと昔に描いた“自分の記憶”を思い出したかのように――。

偶然のようでいて、実は必然。
導かれるようにして出会った石たちは、
時を越えて“光の記憶”を繋いでいたのかもしれません。

宇宙が描いたその色は、
確かに、彼女の中に生まれた光のかけら。
そしていま、そっと手首の上で輝いています。